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合理的無知とかネット投票とか熟議民主主義についての雑感

はじめに

ぶっちゃけ、投票行くの面倒臭い⊂⌒~⊃。Д。)⊃
 
一応、俺も現役の政治学科の大学生ということなので
今回の参院選について、何かしら書こうかなあと思った次第ですが
今更、各政党の政策について書いても投票日が明日なわけですし
そんなものを書いてるサイトは
いくらでも転がってるのでやめました(´・ω・`;)
 
まあ、だから、憲法改正選挙だなんだと言われていますが
そこら辺のことは別のサイトにでも任せて
この記事では、投票そのものとか選挙システムについて
適当に書き捨てようと思います\(^o^)/
 
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合理的無知と投票棄権行動について

合理的無知とは何か?

合理的無知とは、簡単に言えば
自分が投票に行かなくても
何の影響も無いだろうと考えて、投票をサボること
あるいは、政治的情報の収集を怠ることです(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

有権者が投票に行くかどうかは式で表せる!

ライカーとオーデシュックという有名な政治学者がいるのですが
彼らがつくった公式で有権者が投票に行くかどうかが分かります(^ω^)
 
R=PB-C+D
 
R=Reward:投票することによって得られる利益
P=Probability:自分の1票が選挙結果に影響を与える確率、主観的判断
B=Benefit:政党(候補者)間期待効用差、自分の支持候補が当選した時の効用と非支持候補が当選した時の効用の差
C=Cost:投票コスト(金、時間、労力)
D=Duty:市民としての義務感、民主主義を守ることによる長期的利益

R>0で有権者は投票に行く!

この公式は有権者の投票行動を規定するもので
Rがプラスであるならば
有権者は、投票した方が得であると判断し、投票しますが
逆にマイナスだと投票しません(´・ω・`)
前述した政治的無知はR<0によって発生します

政治的無知の解消方法

PBは得られる効用の期待値であり
通常、Pは限りなく0に近いとされているので
PBは非常に小さいです( ˘ω˘)
 
多くの場合では、投票に行くのが怠い、予定があるといった
投票コストCがPBを上回ってしまい
一見すると、投票に行くのは非合理的行為のように思われますが
それを防ぐのがデモクラシー維持による利益Dです(゚∀゚)
 
有権者が投票に行かなくなれば
独裁者の登場を許し、デモクラシーが崩壊します( ;∀;)
そのため、デモクラシーを守った方が得であると
有権者が判断すれば、投票を行うのは合理的行為となります

投票コストを下げるか、デモクラシーの価値を上げる

すなわち、現在の有権者の投票決定を行っているのは
主にCとDであり、投票率を上げたいのならば
Cを低下させるか、Dを上げてやれば
良いということになります!(`・ω・´)
 
ただし、この公式の問題点は
どの項目も主観によるもので、定量的に表すのが
極めて困難だということにあると思います(~_~;)

投票コストを下げるのは簡単だが・・・

まあ、Cを減らすのは割と簡単です
投票時間の延長期日前投票不在者投票といったもの以外では
投票可能な場所を増やす、特にネット投票が一番効果的ですね( ゚Д゚)
一方で、P,B,Dを増やすためには、政党間競争による政策の差の明確化する
あるいは、有権者自身の政治への関心・理解である内的有効性感覚
政治家は有権者の要求に応えているのか、信頼できるのか
といった外的有効性感覚を高めてやる必要性があります(*´ω`*)
 
もっと詳しく知りたい方は
久米郁夫の「政治学」が平易でオススメです!(`・ω・´)

ネット投票について

技術的に極めて困難

投票率の向上や利便性を高める観点から
ネット投票の導入を声高に叫ぶ人もいますが
あまり、現実的では無いと思います(*^。^*)
なぜなら、導入の大前提として
鉄壁のセキュリティー対策が必要だからです
 
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IT大国のアメリカやロシアですら頻繁に情報漏洩しているというのに
まして、日本のセキュリティーなんて、全く信用できないでしょう
ネット投票なんてやろうものなら
いくらでも不正が起こり、民主主義の危機に陥りかねません
マイナンバーとかも情報漏洩するものとでも思った方が良いですね(笑)
とにかく、現状では、ネット投票は絶対にやるべきでは無いです!( ゚Д゚)
 
年金管理システムサイバー攻撃問題 – Wikipedia
2011年衆議院サーバーハッキング事件 – Wikipedia
 

熟議民主主義について

個人的に興味があるのが「熟議民主主義」です
討論型世論調査とも言います(´・ω・`)

熟議民主主義とは何か?

無作為一般市民を数百人ほど選出
あるテーマについて(例えば原発とか)、専門家の意見を聞いて
参加全員に偏り無く情報提供がなされた状態討議を行い
他者の意見を取り入れながら、自分の意見を修正し、最終的な結論を出す
 
このプロセスのことを指します(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

熟議民主主義のメリット

①統計的代表性がある
②討議性が高い
③匿名性が高い
 
討論型世論調査によって得られたデータは
社会の縮図でもあり、活発な議論を経て、より洗練された結果として
政策決定をする上で、非常に参考になります(´・ω・`)
 
何なら投票も無作為抽出された人だけで行えば良いと思いますが
それはそれで、投票できないことへの多大な反発が予想されるので
現実的には難しいでしょうね・・・(´-ω-`)

熟議民主主義のデメリット

①完全な無作為抽出の実現性の低さ
②一般的な世論調査よりもかかる高い費用
③政府による操作の可能性や制度そのものに対する不信感
 
確かに、こういったデメリットも十分、考えられるのですが
それ以上に今の単純な多数決では
集計民主主義に陥り、投票のパラドクスによって
民意が反映されにくいという問題があります
単純な二項対立ならともかく、対立軸が複数ある場合には
多数決は正常に機能しません(´;ω;`)
 
まあ、現時点でも熟議民主主義は手探り状態なわけで
まだまだ、社会実験の域を出ていませんが
今後の展開に俺は期待しているわけです_(:3 」∠)_

まとめ

①投票に行くのが非合理的なら別に行かなくても良い
②現時点でネット投票は無理
③熟議民主主義は新たな民主主義の可能性の一つである
 
まあ、投票よりも大学のレポートと試験の方がヤバイのが俺の現状です( ゚∀゚)アヒャヒャヒャ

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