前回の記事の続きです(´・ω・`)
ミッドスタック戦略について見ていきます
ポーカー基本戦略のまとめ(1) ~キャッシュゲーム編~
ポーカー基本戦略のまとめ(2) ~ショートスタック戦略編~
ポーカー基本戦略のまとめ(3) ~ミッドスタック戦略編~
ポーカー基本戦略のまとめ(4) ~ビッグスタック戦略編~
ミッドスタック戦略
①テーブルに持ち込む金額
ミッドスタック戦略では40BBをテーブルに持ち込み
30BB以下になったら40BBにリバイし
50BB以上になったら離席し、40BBで再開します
例えば、あなたのバンクロールが200ドルの場合
テーブルに持ち込める金額の上限は10ドルですので
あなたは25NLに参加できることになります
1BB=0.25ドル 40BB=10ドル
その場合、スタックが30BB=7.5ドル以下になったら10ドルにリバイし
50BB=12.5ドルになったら、2.5ドルを出金して、再び10ドルで始めます
そして、バンクロールが400ドルになったら
50NLにステークスを引き上げます
MSSの場合、自分が参加できるテーブルは
バンクロールの12.5%で計算できます
②スターティングハンド
スターティングハンドの表はポーカーストラテジーからダウンロードできます



③プリフロップでのアクション
SSSよりも広いハンドレンジで勝負できます
スチール・リスチールも積極的に行っていきます
プリフロップでのアクションはチェック、フォールド、レイズ、オールインのみです
コールはありませんので、オールインしないハンドはフォールド扱いになります
①あなたの前に誰もレイズしていない
あなたのポジションが以下の時は以下のハンドで4BBレイズします
①EP⇒TT+、AJs、AQ+
②MP⇒88+、ATs、AJ+
③LP、BP⇒77+、A9s、AT+、KQ
②あなたの前に1人レイズしている
オリジナルレイザーのポジションが以下の時は以下のハンドで3倍リレイズします
コールドコーラーがいて、ポットコミットする場合はオールインします
①EP⇒QQ+、AK
②MP⇒99+、ATs、AJ+
③LP、BP⇒88+、A9s、AT+
③あなたの前に2人以上レイズしている
KK+でオールインします
④1人にリレイズあるいはリリレイズされた
あなたのポジションが以下の時は以下のハンドでオールインします
①EP⇒QQ+
②MP⇒QQ+、AK
③LP、BP⇒JJ+、AK
⑤2人以上にリレイズあるいはリリレイズされた
KK+でオールインします
⑥スチールする
あなたがLP、BPにいて全員フォールドで
あなたにアクションが回ってきたら
以下のポジションで以下のハンドでスチールをします
①CO⇒55+、A9s、AT+、KJs、KQ、QJs
②BU、SB⇒22+、A2s、A9+、KT+、QT+、JT+
⑦スチールされた
スチールをされた場合、以下のポジションで以下のハンドで
3倍リレイズのリスチールをします
①BU、SB⇒TT+、AK
②BB⇒88+、AJ+
⑧リスチールあるいはリリスチールされた
あなたがスチール、リスチールをして、リレイズされた場合
TT+、AKでオールインします
⑨BBにいる時にリンプインで自分まで回ってきた場合
トラッシュハンドではチェックします
スターティングハンド表の手ならレイズします
④フロップでのアクション
MSSではSSSと違いフロップで積極的にCBを打ちます
ブラフベットでもバリューベットでもポットの3分の2に統一します
ブラフCBの場合、ボードのドライ具合と敵の人数で打つか決めます
一般的にドライボードとは
レインボー(3種類のスーツ)で、かつ、数字が連続していないボードのことです
ペアボードだと、高確率で敵はノーヒットなので降ろせます
そうでなくとも、敵は65%近くの確率でノーヒットです

一方で、ウェットボードとは
ツートン(2種類のスーツ)やモノトーン(1種類のスーツ)のボード
あるいは、数字が連続したボードのことです
要するに、ドローが大量にあるようなボードです



ブラフCBを打つ割合
①ドライなボードで敵が1人⇒100%
②ウェットなボードで敵が複数⇒0%
③ドライなボードで敵が複数orウェットなボードで敵が1人⇒70%~80%
ブラフCBを打つハンド
①ドライなボード⇒全てのハンド
②ウェットなボード⇒オープンエンド、ダブルガットショット
フラッシュドロー、弱いキッカーのトップペア
バリューCBを打つハンド
J以上のキッカーを持つトップペア、オーバーペア
フラッシュドロー+オープンエンドorガットショットorトップペア
ペアボードで無い時のツーペア
スリーカード以上のハンド全て
以降、ペアボードで無い時のツーペア以上の完成ハンドをモンスターハンド
フラッシュドローにオープンエンドorガットショットorトップペア
などが加わったドローのことをモンスタードローと呼びます
ただし、後述しますが、フロップ以降は
モンスターハンドやモンスタードローでも
勝ちの目が薄い時はフォールドすることもあります
①あなたの前に誰もベットしていない
ブラフCBかバリューCBを打つ
あるいは、チェック
②あなたの前に1人ベットしている
J以上のキッカーを持つトップペア、オーバーペア
モンスターハンド、モンスタードローでオールイン
それ以外のハンドはフォールド
③あなたの前に2人以上ベットとレイズしている
モンスターハンド、モンスタードローでオールイン
それ以外のハンドはフォールド
④1人にレイズされた
モンスターハンド、モンスタードロー、オーバーペアでオールイン
それ以外のハンドはフォールド
⑤2人以上にレイズされた
モンスターハンド、モンスタードローでオールイン
それ以外のハンドはフォールド
⑥BBでプリフロップでチェックした場合
モンスターハンド、モンスタードローでベットorオールイン
それ以外のハンドはチェックorフォールド
⑤ターンでのアクション
もし、フロップでのベットにコールされて
ターンのカードがめくられた場合、アクションは簡単です
ほぼ、ポットコミット状態なので、プッシュオアフォールド戦術を取ります
つまり、チェックかオールインかフォールドしかしません
※ただし、BBでフロップでチェックした場合や
フロップでブラフCBを打たなかった場合は、この限りではありません
オールインするハンド
J以上のキッカーを持つトップペア、オーバーペア
モンスターハンド、モンスタードロー
フロップでチェックした時にベットするハンド
モンスターハンド、モンスタードローでベットorオールイン
それ以外のハンドはチェックorフォールド
⑥リバーでのアクション
リバーでは、全てのカードが見えている状態なので
言うまでもなく、モンスタードローは何の価値もありません
ベット、オールインするハンド
J以上のキッカーを持つトップペア、モンスターハンド
ただし、トップペアは先にベットがある場合や
レイズされた場合は、コールに留めます
⑦モンスターハンド、モンスタードローをフォールドする
ツーペア以上のモンスターハンドや
オープンエンドフラッシュドローなどのモンスタードローは
確かに強力ですが、いつでもオールインできるとは限りません
例えば、フロップのボードがA72のモノトーンボードだったとしましょう
自分は22でセットですが、敵がレイズしてきた場合
フラッシュが濃厚ですので、降りることも検討しなければなりません
また、別の例では、KQJTのボードでTTを持っていても
敵がAを持っていればストレートなため
セットは最早モンスターハンドでは無くなります
他にも多人数が参加していてのベット・レイズや
ドンクベットは強いハンドを主張しているので
モンスターハンドを捨てざるを得ない時もあることを留意しておいてください
①ストレート、フラッシュ、フルハウスの可能性が高い時はポットを膨らませない
②ボードに4連続の数字、4枚の同一スーツ
3枚の同一カードが落ちた時はポットを膨らませない
③ドンクベット、多人数参加でのベット・レイズはリスペクトする
まとめ
①ポーカースターズでは最低バイインが40BBなので
ミッドスタック戦略が初心者にオススメ
②ブラフCBを打つ
③モンスターハンドでもボードをよく観察して時には降りる
次回に続きます(´・ω・`)