前回の記事の続きです(´・ω・`)
トーナメント戦略について見ていきます
ポーカー基本戦略のまとめ(1) ~キャッシュゲーム編~
ポーカー基本戦略のまとめ(2) ~ショートスタック戦略編~
ポーカー基本戦略のまとめ(3) ~ミッドスタック戦略編~
ポーカー基本戦略のまとめ(4) ~ビッグスタック戦略編~
はじめに
トーナメントは参加費を払えば
それ以上の出費が無いので損失が限定できます(´・ω・`)
また、トーナメントの規模にもよりますが
優勝賞金がバイインの1000倍のトーナメントもあります
トーナメントは非常に競技性が高く、娯楽性も高いことから
プロプレイヤーだけでなく
遊びでやるレクリエーショナルプレイヤーにも好まれています(*^。^*)
キャッシュゲームはティルトすると大損をするリスクがあり
また、ブラインドが固定で硬直状態が続くこともあるため
安く楽しめるトーナメントの方が遊びとしては優れています_(:3 」∠)_
無論、キャッシュゲームは分散が小さいので
お金を稼ぐことだけに特化するならば、一番適したゲームであります
なので、プロ向きですね( ゚Д゚)
一方で、トーナメントは先述した通り
あまり上手ではない、はっきり言ってしまえば
フィッシュの方々が大勢参加しますので
プレイヤーの平均レベルは低いです(゚∀゚)
そのため、トーナメント前半では
フィッシュ相手にマージナルなハンドでは勝負せずに
かなりタイトに打つのが正解となります
彼らはフラッシュドローならポットオッズに関係なく
リバーまでついて来ますので(; ・`д・´)
トーナメントの種類
トーナメントの種類は大きく分けて3つあります
①STT
②MTT リバイ・アドオン無し
③MTT リバイ・アドオン有り
STTとはシングルテーブルトーナメントの略で
参加人数が1テーブルで収まるものです
1テーブルの着席可能人数は大体10人です
MTTとはマルチテーブルトーナメントの略で
複数テーブルを用いるものです
参加人数は多い場合、1000人を超えます
数日に分けて行ったりします
リバイとはチップが初期スタック以下になった場合に
参加費をもう一度支払って
初期スタック分のチップを買うことです
例えば、参加費1ドルで初期スタック3000点の場合
0点になったら、1ドルを支払い
3000点から再スタートできるというわけです
リバイはトーナメントの開始直後にも行えるので
持ち点を通常の2倍にしてスタートすることも可能です
リバイの回数は大体、無制限ですが
指定時刻になるとできなくなります
アドオンとは、チップ量に関係なく
参加費を支払い、チップを買い足すことです
リバイと大きく異なるのは
リバイよりも多めのチップをもらえることと
回数が通常、1回だけとされていることです
リバイもアドオンも支払われたお金は
賞金プールの中に入れられ、分配されるので
リバイ・アドオンは絶対にすべきです!
トーナメント戦略
①バンクロールに対して参加できるトーナメント
参加できるトーナメントのバイインは
バンクロールによって決定されます
BRの5%以上は分散が大きくハイリスクです
①STT⇒バンクロールの5%以下
②MTT(リバイ・アドオン無し)⇒バンクロールの2%以下
③MTT(リバイ・アドオン有り)⇒バンクロールの0.66%以下
自分がオリジナルレイザーの時
13BB以下⇒オールイン
13BB~60BB⇒2BBレイズ
60BB以上⇒3BBレイズ
②トーナメントの段階
トーナメントは3段階に分けられ
自分の持ち点に応じてスターティングハンドを変化させます
①序盤⇒24BB以上
②中盤⇒13BB~24BB
③終盤(プッシュオアフォールド)⇒13BB以下
③スターティングハンド
スターティングハンドの表はポーカーストラテジーからダウンロードできます








④プリフロップでのアクション
レイズ額は2BBにします
全員60BB以上持ちなら3BBでも構いません
AK、QQ+はオールインまで行けます
トーナメントの序盤・中盤・終盤で
スターティングハンドは変化させます
トナメ終盤はプッシュオアフォールドで
上の表に従い、オールインします
①あなたの前に誰もレイズしていない
あなたのポジションが以下の時は以下のハンドで2BBレイズします
【序盤】
①EP⇒22+、AJ+
②MP⇒22+、AT+
③LP⇒22+、A2s+、AT+、KQ
④BP⇒22+、A2s+、AT+、KQ
【中盤】
①EP⇒JJ+、AK
②MP⇒TT+、AQ
③LP⇒TT+、AQ
④BP⇒TT+、AQ
②あなたの前に1人レイズしている
【序盤】
AK、QQ+でリレイズ
コール20の原則を満たすならコール
【中盤】
AK、JJ+でオールイン
③あなたの前に2人以上レイズしている
【序盤・中盤】
AK、QQ+でオールインします
④1人にリレイズあるいはリリレイズされた
【序盤・中盤】
AK、QQ+でオールインします
⑤2人以上にリレイズあるいはリリレイズされた
【序盤・中盤】
KK+でオールインします
⑥スチールする
トナメ中盤になったら
以下のポジションで以下のハンドでスチールをします
①CO⇒66+、AJ+、KQ
②BU⇒22+、AT+、KT+、QJ+
③SB⇒22+、A8+、K9+、QT+
⑦スチールされた
①BU・SB⇒AK、TT+でオールインします
②BB⇒AJ、88+でオールインします
⑧リスチールされた
あなたがスチールをして
リレイズされた場合
AK、JJ+でオールインします
⑨BBにいる時にリンプインで自分まで回ってきた場合
トラッシュハンドではチェックします
スターティングハンド表の手ならレイズします
⑤フロップでのアクション
ブラフCBは自分がオリジナルレイザーの時だけ打ちます
プリフロップでコールした場合はチェックで回します
敵が複数いる場合は打ちません
オリジナルレイザーでも
敵がドンクベットしてきた場合は
リスペクトしてフォールドします
ドローはインプライドオッズに見合う時だけコールします
ブラフCBを打つハンド
全てのハンド
バリューCBを打つハンド
J以上のキッカーを持つトップペア、オーバーペア
モンスターハンド、モンスタードロー
①あなたの前に誰もベットしていない
ブラフCBかバリューCBを打つ
あるいは、チェック
②あなたの前に1人ベットしている
オーバーカードが1枚以下のワンペア
オープンエンド、ダブルガットショット、フラッシュドローでコール
J以上のキッカーを持つトップペア、オーバーペアでコール
モンスターハンド、モンスタードローでレイズ
それ以外のハンドはフォールド
③あなたの前に2人以上ベットとレイズしている
モンスターハンド、モンスタードローでオールイン
それ以外のハンドはフォールド
④1人にレイズされた
オーバーペアでコール
チェックレイズの場合はフォールド
モンスターハンド、モンスタードローでオールイン
それ以外のハンドはフォールド
⑤2人以上にレイズされた
モンスターハンド、モンスタードローでオールイン
それ以外のハンドはフォールド
⑥BBでプリフロップでチェックした場合
オーバーカードが1枚以下のワンペア
オープンエンド、ダブルガットショット、フラッシュドローでコール
モンスターハンド、モンスタードローでベットorオールイン
それ以外のハンドはチェックorフォールド
⑥ターンでのアクション
ターンではオーバーペア以下のハンドでのベットはしません
ベットをしても、自分より弱いハンドには降りられ
強いハンドにはコール、レイズされるため
バリューをほとんど取れないからです
特にターンでの敵のレイズは凶悪です
多くの場合、敵のハンドはモンスタークラスなので
ワンペアでの勝ち目は非常に薄いです
そのため、チェックバック、チェックコールに留めた方が良いです
これにより、自分のハンドを弱く見せることで
リバーでのベットにコールしてもらいやすくなったり
敵のブラフベットを誘うこともできるからです
ドローなら安くカードも見れます
ドローはインプライドオッズに見合う時だけコールします
チェック、フォールドするハンド
弱いワンペア
ドローハンド
トラッシュハンド
チェック、コールするハンド
J以上のキッカーを持つトップペア、オーバーペア
オープンエンド、ダブルガットショット、フラッシュドロー
ベット、オールインするハンド
モンスターハンド、モンスタードロー
BBでプリフロップ、フロップでチェックした時
J以上のキッカーを持つトップペア
オープンエンド、ダブルガットショット、フラッシュドローでチェックコール
モンスターハンド、モンスタードローでベットorオールイン
それ以外のハンドはチェックorフォールド
⑦リバーでのアクション
リバーでは、全てのカードが見えている状態なので
言うまでもなく、モンスタードローは何の価値もありません
チェック・フォールドするハンド
トラッシュハンド、弱いワンペア
チェック、コールするハンド
J以上のキッカーを持つトップペア、オーバーペア
ベット、オールインするハンド
モンスターハンド
⑧モンスターハンド、モンスタードローをフォールドする
ボードがウェットでストレートやフラッシュが濃厚な時や
レイズを食らった時はフォールドも検討します
①ストレート、フラッシュ、フルハウスの可能性が高い時はポットを膨らませない
②ボードに4連続の数字、4枚の同一スーツ
3枚の同一カードが落ちた時はポットを膨らませない
③ドンクベット、多人数参加でのベット・レイズはリスペクトする
まとめ
①MTTの参加費は資金の2%以下まで
②序盤ではタイト目に打ち、終盤ではオールインする
これで、全編終了です(´・ω・`)
お疲れさまでした
適宜、間違っている箇所は修正していく予定です